なんていうかちょっと血を流すことに慣れすぎなんですよね私たちは。不感症であればあるほど生きやすいこんな世界で、たぶん他人の流す血の方がよく見えたり、場合によっては美しかったりする。ナナちゃんもう血まみれだよって言われるまで自分の傷には気がつけないのに、周囲の痛みにはなぜか死ぬほど敏感です。
私が少女でいられるのは私の血の色をきちんとみていてくれる人たちがいるからだよ。
透明になれたらもっと生きやすかったかもしれない。でも私には私のかけがえのないピンクがあること、生きづらくてもきっと美しい色をしていることを信じているし。はみ出さないためだけに心をつかうなんてぜったいやだよ。地球の穴は丸い形をしていて、私はきっとずっと尖った三角形で、いつまでも嵌ってくれないから生きる才能マジでないなっておもうんだけど、少女として朽ちる日までやれることぜんぶやらなきゃ、こんなところで諦めて均されてちゃ人生ごとダメじゃん。がんばるよ。やりきってから死にます。
通り魔みたいな愛情にぜんぶ持っていかれて悔しい思いをするたびに、なにもかもを攫っていく季節のせいにしちゃいたくなるね。
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